2018年12月22日

8八歩

どうしていいかわからなくて、こんな時間にビールを飲んでいる。

楽しい明日に、楽しい三連休になるはずなのに、わだかまった気持ちが消えない。
かんたんに要約すれば、なぜ誤解を恐れてくれないのか、というところになるのだろう。いつから、何がきっかけでついたのか、守りに入るマイナス思考の癖も影響している。相手の立場に立てばたしかにさもないことに思えるのに、視点を切り替えたときにそれが定着しない。嫌なイメージしかわかないのも、つらいし失礼だろうし、悲しいことだ。

さしあたりこの一年を振り返ろうと思ったが、そんなわけでなかなかゆっくり腰を落ち着けることができない。つくづく、悲しいことだ。ただ、アレンとに始まりレヴィナスに終わったことはわかった。痛みから出発すること、痛みを引き受けること、痛みに俯瞰的に向き合うこと。

羽生さんが負けて平成が終わる。正確に言えば少し早いわけだが、そういう気分になる。
広瀬さんも好きだが、残念ながら広瀬さんが勝ったという言い方は今はできない。本人としても難しく辛いところかもしれない。
個人的なものも含め、ずいぶんいろいろなものがこのタイミングで終わった。終わったというところなので、やはり同じく、これから始まるという気持ちにはまだなれない。その猶予が5月はじまりの意味かもしれない。

最終盤の羽生さんは見ていて辛かったが、8八歩の形作りはとくに辛かった。



Posted by くりおか at 01:47│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
8八歩
    コメント(0)