2019年04月30日
改元によせて
4/28に書いたこと。
4月も残すところあと2日、すなわち平成も残すところあと2日となった。10連休もあいまって、巷では平成ありがとう、おめでとう令和、といった祝賀ムードを多く目にする。
平成が終わるのか、と思ってみても、わたしの場合物心ついた頃から平和であったわけなので、正直改元の感覚はよくわからない。ちょうど前後の休みもあるので、年末の気分に似てはいるが、やはり実際は違うのだろう。
改元についていえば、今回は生前退位ということで、少なくとも結果からみれば良かったのではないかと思う。正直にいえば、この話が出てから改元までの間に崩御されたらどうするのか(まだそのおそれもあるが)と思っていたが、そういうこともなく良かった。やはり人が亡くなることで新たな時代を迎えるというのは、暗く不健康なものである。それに天皇その人が日本という国家に先立つというしくみは、時代にもそぐわないだろう(もちろん元号や天皇制がどうなのかという話も、当然あると思う)。
ただ、新元号は個人的には全然好きになれない。やはり「令」の高圧的な印象に尽きる。さらにそういう嗜好だから、「令和ブーム」のような雰囲気に接すると、輪をかけて居心地の悪い気分になる。ブームという現象のもつ浅薄さや冷淡さが、「令和」の印象とうまく重なり合ってしまうのだ。
そうはいうものの、わたしもまた新時代への希望を抱くひとりだ。この思いのあり方はやはり年末年始とは異なる。次があるとしても、10年や20年先ということになるだろう。ひとつの時代に期待を投げ入れること、やがてそれを受け取って大事に持ち続けること、そのやりとりが今まさになされようとしている。
4月も残すところあと2日、すなわち平成も残すところあと2日となった。10連休もあいまって、巷では平成ありがとう、おめでとう令和、といった祝賀ムードを多く目にする。
平成が終わるのか、と思ってみても、わたしの場合物心ついた頃から平和であったわけなので、正直改元の感覚はよくわからない。ちょうど前後の休みもあるので、年末の気分に似てはいるが、やはり実際は違うのだろう。
改元についていえば、今回は生前退位ということで、少なくとも結果からみれば良かったのではないかと思う。正直にいえば、この話が出てから改元までの間に崩御されたらどうするのか(まだそのおそれもあるが)と思っていたが、そういうこともなく良かった。やはり人が亡くなることで新たな時代を迎えるというのは、暗く不健康なものである。それに天皇その人が日本という国家に先立つというしくみは、時代にもそぐわないだろう(もちろん元号や天皇制がどうなのかという話も、当然あると思う)。
ただ、新元号は個人的には全然好きになれない。やはり「令」の高圧的な印象に尽きる。さらにそういう嗜好だから、「令和ブーム」のような雰囲気に接すると、輪をかけて居心地の悪い気分になる。ブームという現象のもつ浅薄さや冷淡さが、「令和」の印象とうまく重なり合ってしまうのだ。
そうはいうものの、わたしもまた新時代への希望を抱くひとりだ。この思いのあり方はやはり年末年始とは異なる。次があるとしても、10年や20年先ということになるだろう。ひとつの時代に期待を投げ入れること、やがてそれを受け取って大事に持ち続けること、そのやりとりが今まさになされようとしている。
Posted by くりおか at 22:54│Comments(0)